収まりの良いモトクロスパンツ

  • 2015.11.14 Saturday
言わなければ、わかりにくい事
続編です。

久しぶりに服の話が続きますが、気長に聞いてやって下さい。


今日はジーンズを例題に、Pantsのシルエット・パターンの話です。


ワークパンツの代表的なジーンズ/ジーパン。

直立しますと、どうしても股ぐりにシワが寄ってきます。



これは仕方がない事であり、脚を大きく開くとシワが無くなり
スッキリと綺麗なシルエットになってゆきます。

立ち姿が綺麗な方が良いのに、なぜこうなるのか?



Pantsの基本的なパターンベースを描いてみました。


ジーンズ・チノパン・スラックスの3種類ですが、傾きの違いがわかりますか?
そうです。
ジーンズは傾きが多いですね。
脚を楽に開きやすように作られたパターン。
労働者が作業しやすいように、考案された傾きのパターンです。

そして、ジーンズは脇と生地方向が同じですね。


マニアが好むセルビッチ仕様。
こうゆうパターンなので、生地の端(耳)であるセルビッチを有効に使うことができ、
縫い代の端処理を施さなくてもよい、アメリカらしい合理的な仕様です。


そして、LEFTE RIDE Pantsを履きました。


よく見ると、少し脚を開いて綺麗なシルエットが生れます。
実は先述のチノパンシルエットを採用しているからです。
他のVMX Pants・SPEEDWAY Trousersも同様です。


バイクに乗ると脚を開くはず、
どうしてチノパンシルエットにしたのか。


バイクに跨り、撮れば良かったのですが手抜きしてしまいました。

ジーンズを履いて脚を開くと、股ぐりは大変開きやすく楽です。


ただ、膝から下が内側に、ねじれていこうとします。
街乗り仕様でしたら、ここまで脚を開くことはないので
これでも良いのでしょうが、
モトクロスなどは様々な動きがあり、脚を頻繁に広げる機会が多いので
ヒザのパテッドが内側に寄ってきてしまいます。




チノパンシルエットにすると、内側に捻じれにくくなり
パテッド位置が逃げてゆきません。
完璧とゆうのは難しいですが、ジーンズシルエットより
逃げずに収まりが良いのは、自分が走って履いた結果、確かです。






ジーンズシルエットで膝が捻じれないような、パターンにしたらどうか。


脇と股下の切替をねじったパターンもできますが、一度チャレンジした結果
どうも奇妙な雰囲気になり、機能的すぎるものは当時のバイクに
似合わないので好きにはなれませんでした。




そこで、立っている時には見えませんが
脚が開きやすいように工夫しています。



アウトドアウェアなら普通にあるマチ(ゆとり)。
マチを股ぐりに入れ、脚が開きやすいようにしました。
生地は斜め(バイアス)方向にし、伸びやすいように工夫しているだけでなく
縫い目を股に無くした結果、股間への食い込みを軽減し
男性にとっては楽な仕様になり、隠れた所に工夫しました。
リブ使いや機能的過ぎるカッティングは
自分の好みではない、得意ではないことなので
ヴィンテージらしさを失わないように考えた仕様です。

これも、続けます。

長々と今日の題材を聞いて下さり、ありがとうございました。

ちなみに、LEFTE RIDE PantsはBlackの各サイズ、各1本ストックしていますので
拘り過ぎた貴重な2015モデル、是非オーナーになってやって下さい。
履いてみないと決めにくい方が多いと思いますので
試着サンプルを送りますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
info@brown-alls.com 松岡まで

明日はONE DAY TRIAL、
12月19日はチキチキミニ耐久VMXなど
走ることの楽しみが多い年の終わりですが
12月には横浜へ出店することになり、多くの出会いもありますので
気になっている方は、お早目にどうぞ宜しくお願いします。


 


PROFILE

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

CALENDAR

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

SEARCH