デニムVSダック地

  • 2015.10.22 Thursday
25日(日)はON ANY SANDAです。
また、車も信号も気にせず土の上を走れますね。
なんでしょう、わくわくします。


生地の続編でした。

デニム(Denim)とダック地(Duck)の違いは、


ダック地の歴史は深く細やかに残っていませんが、流石のデニムは違います。
アメリカの歴史と共に展開してきたようですが、フランス人が生地のデザインを生み出し、
イギリス人が織物技術を完成させ、新大陸に来て間もないバルト海出身の仕立て屋ジェイコブと
ドイツのババリア地方出身の織物商ストラウスのユダヤ移民二人がビジネスパートナーを組み、
1870年代にジーンズの原型を考案し、労働者の勲章、反体制的なかっこよさのシンボルとなり
今日ではファッションアイテムのなかでは一番身近な存在ですね。
ファストファッションも普通に作り、一般大衆に媚びつつも、力強い存在感は変わらないデニム。



深すぎる歴史をさかのぼると終わらないので、いざ本題へ
生地を比較していきましょう。



SPEEDWAY Trousersの13.5オンスDenimを何回か履き、洗った状態です。


表面

制作する前の生デニムの状態、インディゴの濃さが際立っています。

ダック地は


メインで使用していますダック地12.5オンス(VMX Pants、LEFT RIDE Pants、SPEEDWAY Trousers)

ここでゆうオンスとは生地の暑さではなく、生地の重さ。
オンス(OZ)とゆう単位で表され、1平方ヤードの生地の重さを表したもの。
1オンスが28.3グラム弱。
1平方ヤード=0.84屬梁腓さの生地を指しています。






裏面

裏面は全く違う表情を見せるデニム、
先染めの経糸(タテ糸)と生成りの緯糸(ヨコ糸)の織りからできる表情です。





ダック地は裏面も同じ表情、漂白されていない生成りなので当然です。
但し裏は微かに、糸の毛羽立ちをカットし滑らかになっています。







織りの違い

デニムは綾目になるように織られています。
ダック地より伸びやすい要因の一つです。





ダック地は経糸(タテ糸)と緯糸(ヨコ糸)が互い違いに織られています。
糸があえて太いので、この織り方しか仕上げにくいのもあります。
丈夫ですが生地の伸びが少ないのは、こういったところに関係します。





織られている糸

デニムはタテに染められた糸、ヨコに生成りの糸。
カラーデニムは後染めですね。
こうゆう特徴が縦落ちなどの代表的な色落ちの風合いが、マニアにはたまらないのでしょう。
織られている糸の隙間があまりないですね。
肉厚に反して重みが出るのが、こうゆうところです。




ダック地はヨコ糸が若干細い、ほぼ同じ糸。
織り目に隙間が多いので肉厚に反して、生地が軽くなり
洗うとデニムより多く縮むのが、パターンの縮率計算で苦労したダック地です。







タテ糸の比較

左デニム、右ダック地。
明らかに違う太さですが、流石に太い方が切断に強くなります。
しかし、細い方が肌触り良く伸びやすいですね。
良い悪いでなく、各々の特徴があります。



ヨコ糸の比較

左デニム、右ダック地。
同じ生成りでも、糸の撚り方(ねじりかた)も違うのが明らかです。
引っ張り強度や摩擦に違いが出てくるところです。


出来るだけわかりやすく比較しましたが
どちらが優れている、良い悪いなど
比較して勝ち負けを決めるつもりはありませんし、デニムも好きです。
だからと言って、ダック地にストレッチを入れたらどうかなどと言われますが
軽くなるようでレースなどで履くには、伸びきってしまいそうで好みでありません。
今まで通り、100%ダック地をメインで作り、要望があるデニムも大切にしていきます。
伸びは少ないのですが、履き応えあり、身体の癖の分はしっかり付き
革の布のような感じのダック地、
履き応えあり、育てがいのある
生地で作り続けます。



 


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